生き方に悩むひとへ!功徳(くどく)を積む生き方とは?豊かな暮らしへ

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スマホ、ツイッター、ゲームなど、
現代では人とのつながりも薄くなっている部分も増え、
自分のために使う時間を重視することが多くなったように思います。

また、仕事や勉強、介護や家事育児と忙しさは加速し、
人間関係の構築も難しく、心を無くすことが増えているのではないでしょうか。

そんな中「功徳を積む生き方」とはいったい何なのか?
順を追ってみていきたいと思います。

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功徳(くどく)とは?

善い行いをすることによって、その人に備わる徳
(引用元:Flying Deity Tobifudou「功徳と延向」功徳と廻向 回向 (tobifudo.jp)
<2022.6.29>)

自分自身の未来、そして来世によい結果をもたらす善い行いの果報
(引用元:住職のひとりごと「功徳ということ」功徳ということ – 住職のひとりごと (goo.ne.jp)<2022.6.29>)

とされています。
簡単に言うと、

「良い行いをした報い(むくい)」と言えます。

功徳を積むとは?

功徳は、「功徳を積む」というように使われます。

この「功徳と積む」とは、

「悪いことをせず、見返りを求めず、
他人やもののために良いことを行うこと」

という意味です。(功徳を施す(ほどこす)とも言います)

「功徳を積む=他人やもののために良いことを行うこと」で、

「功徳=良い報い」がある

という訳です。

ここで大切なのが、

「結果や見返りを求めず、他人のために行う」

これが重要になってきます!!

「自分のための行為・行動ではない!!」というのが重要です!!
(重要なので2回言います!笑)

人のために行った行為が、
・めぐりめぐって結果的に自分の利益につながった
・良いことが舞い込んできた
といった、自分にとって良い結果がついてくることがあるかもしれません。
因果応報ともいわれますね。

しかし、

初めから結果や成果を期待して行った行為は
全く別物です!!

結果を期待した良い行いは、徳にはつながりません

一心に、他人やもののために良いことを行う。

それこそが、
自分の生命(心)に徳を積んでいくことにつながります。

徳を積んでいくと、
一時は、自分の望みとかけ離れた結果がついてくることがあるかもしれません。
しかし、それも巡りめぐって自分自身を成長させてくれたり、
大事なことに気づかせてくれる結果であるようです。

良い行いを続けていれば、
そのひとにとっての最善の結果が表れてきます

一瞬一瞬を大切に生きていくこと。

それが大切です。

では、「功徳を積む」ために、具体的にはどういったことをすればよいのでしょうか?

功徳を積むためにできることとは?

功徳を積む、もたらす行為=(イコール)仏教の実践とされています。

その仏教の実践には、「布施」という行いがあります。
では、その「布施」とはいったい何なのでしょうか?

布施

布施には、

・ほどこしをすること
・恵み与えること 

という意味があります。

物やお金など、それを必要とする人々のために心を込めて捧げることがほどこしにつながります。

ですが、物やお金などがない場合もあります。

そこで布施には、

「無財の七施」という言葉があります。

「お金がなくても出来る7つのほどこし」という意味です。

私達の生活の中で、物やお金がなくても周りのひとを幸せにする、笑顔にする方法が、この「無財の七施」
この7つの行いを実践することが功徳を積むことにつながります。

では「無財の七施」とは、具体的にはどういったことをしたらよいのでしょうか?
順に見ていきましょう!

無財の七施

優しい眼差しで全てに接しましょう

相手を思いやる気持ちで見つめると、自然と温かな眼差しになり、ひとは安心します。
慈しみの気持ちのこもった眼差しで、全てに接しましょう。

いつも穏やかな笑顔で接しましょう

和やかな、にこやかな顔を見るとみんな幸せな気持ちになります。
その気持ちが周りにも広がり、笑顔も広がります。
いつも笑顔を絶やさないよう心がけましょう。

優しい言葉を使いましょう

思いやりのこもった態度と言葉を使いましょう。
コミュニケーションの土台となる「言葉」は、
使いようによってひとを笑顔にも、悲しい気持ちにもできてしまいます。
どんな時も、あいさつや感謝の言葉をしっかり伝え、温かみのある言葉を使いましょう。
また、叱るときは厳しく、愛情のこもった厳しさも必要です。

自分の体で出来ることを奉仕しましょう

・重い荷物を持ってあげる
・困っている人を助ける
・お年寄りや体の不自由な方をお手伝いする など、自分自身の身体で出来る奉仕をしましょう。
また、人が嫌がる仕事でも喜んで、気持ちよく実行しましょう。

自分以外のものに心を配りましょう

「自分だけ良ければいい」という気持ちでなく、他のひとに
心の底から共に喜び、共に悲しむことが出来たり、
他の痛みや苦しみを自らのものとして感じとれるようになれると良いでしょう。

席や場所を譲り、全てのものを分かち合いましょう

電車や会場等で、お年寄りや障害のある方に席を譲りましょう。
そして、座席だけでなく、全てのものを分かち合い、譲り合う心が大切です。

雨風をしのぐ所(軒下や家など)を与えましょう

人を家に泊めたり、休息の場を提供するなど、来客に対してあたたかなおもてなしをしましょう。
また、突然の雨にあった時に軒下など風雨をしのぐ所を提供してあげたり、雨の時に相手に傘を貸すなどの思いやりの心を持って行動しましょう。

以上が、
お金がなくても、物がなくても
周りの人々に少しでも喜んでもらえる方法=功徳を積むことにつながります。

まとめ

普段、何気なく生活する中で、生活に活気がない・自分の存在価値が見出せないといったことがあったら、

見返りを求めずに、相手やものに心を尽くす時間を作ってみてはいかがでしょうか?

ただ一心にひとのために尽くす。

最近自分のために行動することが多かったならば、
ひとやものなど、少しでも周りを幸せにできることを考えて実践してみる。

「無財の七施」や、自分で気づいた周りを幸せにする方法を少しずつ行っていくことで、
ひとに喜ばれるだけではなく、自然と周りの人との関係性も良くなり、
自らの心も浄化され、清らかな気持ちになるはずです。

そうした生活を続けていると、気が付けば自分自身も周りも笑顔で満たされた、「豊かな暮らし」になっていくのではないでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

(参考:天台宗 一隅を照らす運動 「2.奉仕〉慈悲の実践~無財の七施~」慈悲の実践~無財の七施~|実践3つの柱と一隅を照らす日|一隅を照らす運動 (ichigu.net)<2022.6.29>)
(参考:住職のひとりごと「功徳ということ」功徳ということ – 住職のひとりごと (goo.ne.jp)<2022.6.29>)

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